子宮外妊娠とは何か、そしてどのようにしてそれは判断されるのか？
子宮外妊娠は、子宮外で起こる妊娠で、通常卵管が着床部位となります。胚が大きくなりすぎると卵管炸裂を起こしてしまうため、子宮外妊娠は生命の危険を伴います。子宮外妊娠は、常に手術や薬で治療しなければなりません。中絶薬は、子宮外妊娠の治療法とはなりません！
妊娠が子宮内で起こっているかどうかは、超音波検査によって確かめることができます。超音波検査を行わないまま、妊娠を終わらせるためにミフェプリストンとミソプロストールを使用した場合、子宮外妊娠であった可能性を見逃してしまう可能性が常にあります。ミソプロストール服用後、血液や生体組織の排出がない場合、子宮外妊娠の可能性があります。突然の激しい痛みもしくは引き続く痛みを感じる場合、気絶してしまいそうな、もしくは気絶してしまった場合、肩部に痛みを感じる場合は、卵管が破裂してしまった可能性があり、直ちに医療ケアを受けなければなりません。子宮外妊娠は、中絶が厳しく制限されている場所においても、治療の対象となっています。
詳細情報
次のいずれかの症状が発生している妊娠中の女性は、子宮外妊娠の可能性があります：腹部や骨盤の痛み、骨盤の片側のけいれん、少量の膣異常出血、乳房痛、吐き気、腰痛
子宮外妊娠のリスクが高いとされているのは以下の経歴を持つ場合です：IUDの使用中に妊娠した、過去に子宮外妊娠をしたことがある、過去の感染症や女性の臓器の手術による瘢痕がある、虫垂炎の破裂後の瘢痕がある、STIの病歴がある。
子宮外妊娠は、通常は子宮内で育つ受精卵が、多くの場合に卵管といった子宮以外の場所で着床し育つ際に起こります。卵管は、受精卵が卵巣から子宮に向かう際に通る小さな通路です。妊娠が継続して胚が卵管よりも大きくなると、卵管が破裂してしまいます。子宮外妊娠の場合、予定日まで妊娠を継続することはできず、治療がなされない場合、卵管の破裂に伴う大量の内出血の危険性があります。それは妊娠している女性の命に関わることです。
ミフェプリストンとミソプロストールを用いた薬による中絶は、子宮外妊娠を引き起こすことはしませんが、子宮外妊娠を治療することもありません。子宮外妊娠が治療されない場合、ミフェプリストンとミソプロストールを服用した後でも、胚は子宮の外で発達し続ける可能性があります。そのことで更に合併症が生じることを示す証拠はありません。