経口中絶薬: あなたが知る必要があるすべて

中絶薬について知っておくべきことすべて - ミフェプリストン (ru486) + ミソプロストール。✅ 経口中絶薬は安全で効果的な中絶方法です

私たちが提供する医学的情報は、最新の研究に基づいています。私たちの医師チームは、様々な国の中絶に関する政策・研究・薬の使い方の手順など、入手できるものに目を通し、最新情報を手に入れています。

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毎年Women on Webのオンラインサービスを通して、何千人もの女性が中絶薬を受け取り、安全な妊娠中絶を行います。疾患などがなく、妊娠10週未満で、自分の住んでいる国で安全な中絶をできない場合、私たちがあなたを支援します。

私たちのヘルプデスクは医師に訓練されており、週7日待機しております。医師と私たちのヘルプデスクの密な協働で、中絶前・中絶の最中・中絶後のあらゆる質問にお答えします。ヘルプデスクはあなたがどのような状況であっても、また、あなたがどのような質問をしてもあなたを支援します。ヘルプデスクが直接あなたと連絡を取り合い、中絶薬の正しい服用の仕方や、合併症のサインなどの情報を提供します。

私たちの支援を受ける前に、まずはオンライン診察を記入してください。医師が拝見し、あなたの状況や手術歴などの既往歴を把握し、中絶薬を使ってもリスクがないことを確認します。オンライン診察は、医師との初診と同じであると言えます。病院などでの初診でも、医師はあなたにいろいろ質問し、あなたの健康状態やこれまでの病歴などを記録し、安全に中絶できるか判断すると思います。もちろん、あなたがオンライン診察で記入した個人情報が外に漏れることはありません。

薬を使った中絶は、初期妊娠ならば、複雑でなく安全で、効果的に行うことができます。自宅など、自分の選んだ場所で、自分で痛み止めを服用するなどして、自分自身で自分の妊娠中絶を行うことができます。妊娠12週までの妊娠初期なら、合併症のリスクも低く自分で中絶を行えます。中絶薬を使った中絶は症状もリスクも流産と同じです。つまり、中絶薬を使った初期妊娠の妊娠中絶は流産を起こす方法なのです。

妊娠週数12週未満、妊娠初期で中絶薬を使って行う中絶

中絶薬を使った中絶は、「中絶ピルを使った中絶」「自分で行う中絶」「自宅での中絶」などと呼ばれますが、流産を喚起する薬を服用し妊娠を中絶することを言います。世界保健機関つまりThe World Health Organization (WHO) も、「妊娠週数12週までの妊娠初期ならば、自分で行う中絶は安全であり、中絶する本人にとっても辛くなく、中絶する本人が主体性をもってできる中絶である」と述べており、中絶薬を使った中絶を勧めています。中絶薬を使った中絶では、二種類の薬を服用します。ミフェプリストンとミソプロストールです。もしあなたの住む国でミフェプリストンが合法化されていなければ、ミソプロストールのみで中絶を行うことも可能です。

ご自分で中絶をする場合、ゆっくりでき、心も体も落ち着く自分の慣れた場所を選んでください。また、水分を十分に摂取しておいてください。信頼できる友人など、誰か一人があなたのそばにいてくれるようにしてください。安全に中絶できているか確認してもらうためにも、一人ではない、という心強さのためにも誰かにそばにいてもらうことは大切なことです。

ミフェプリストンとミソプロストールという中絶薬を使った中絶は

ミフェプリストンとミソプロストールという中絶薬を使った中絶は、最も一般的で効果的な方法です。まずミフェプリストンを服用し、妊娠継続に必要なホルモンを止めます。ミフェプリストン服用24時間後、ミソプロストールを服用します。ミソプロストールは子宮頸部を開き、子宮に陣痛のような筋肉収縮を引き起こすことにより、子宮の内容物を外に押し出します。中絶薬を使った中絶の過程が完全に終了するには2週間から次の月経までの期間を要しますが、ほとんどの女性は1−2日で日常生活に戻ることができます。

ミソプロストールは舌の下に置き、溶かしながら身体に摂取することを強くお勧めします。溶けていないミソプロストールが身体に残らないようにするためです。もし、何らかの理由で病院に行くことになっても、舌の下で溶かしながら服用したミソプロストールが見つかることはありません。また体内のミソプロストールは、病院でのどのような血液検査にもあらわれませんので、あなたが薬を使って中絶をしようとしたことは医師や看護師には分かりません。

妊娠初期、つまり妊娠週数12週までの中絶薬による中絶は98%成功します。様々な研究から、中絶薬を使った中絶に伴うリスクは普通の出産よりも低く、 薬局で購入したイブプロフェンや高容量のアスピリン服用に伴うリスクより低いことが証明されています。

ここをクリックし、薬の服用の仕方をお読みになってください。

ミソプロストール(シトテックとも呼ばれます)のみで中絶

ミフェプリストンが手に入らない場合、ミソプロストールのみでも中絶をすることができます。妊娠週数にもよりますが、ミソプロストールを正しく服用すれば、ほぼ85%の成功率で中絶は成功します。ミソプロストールは、あなたが住む国の薬局でも入手できるかもしれません。自分の国で手に入れる方が、早いかもしれません。妊娠週数12週までの妊娠でしたら、中絶のために12錠のミソプロストールが必要で、中絶の過程に約6−7時間要します。

ミソプロストールのみで中絶をする場合、中絶をする時点での正確な妊娠週数を知ることは重要です。あなたが妊娠週数12週をすぎていて、ミソプロストールのみで中絶をすると、出血・激しい痛み・合併症のリスクは高まります。これらの反応や

副作用は妊娠週数が進むほど大きくなります。これは、ミフェプリストンとミソプロストール併用の場合でも同じです。妊娠週数は、超音波検査で胎児の大きさから判断して正確に知ることができますし、あるいは、最後の月経が始まった日から計算しても分かります。最後の月経が始まった日を入力して妊娠週数を知りたい場合には、こちらをクリックしてください。

ミソプロストールのみで妊娠中絶を行いたい場合、こちらに詳しい情報が載っています。

妊娠週数12週以降、中絶薬を使って行う中絶

やむを得ず、中絶する時点で妊娠週数が12−24週になってしまっており、後期中絶をしなければならないこともあると思います。例えば、月経不順で妊娠に気がつかなかった、何らかの理由で妊娠中期まで待たざるをえなかった、あるいは、妊娠後期に至って妊娠中絶せざるを得ない理由が生じるなど、理由はいろいろあると思います。妊娠中期・後期で中絶をする人は初期中絶よりも数は少なく、またリスクも高まります。ですが、止むを得ず妊娠中期・後期に妊娠中絶をしなくてはならないならば、安全に行わなわれるべきだと私たちは信じます。

Women on Webは、妊娠週数10週まで妊娠中絶の支援をします。郵送にかかる時間も考慮して、余裕を持って女性を支援することを目指しているからです。

小包が何らかの理由で妊娠週数12週以降に到着したなど、なんらかの理由で12週以降に薬を服用して中絶を行わなければならない場合、病院やクリニックなどが近くにある場所で中絶するようにしてください。これまでの研究によると、妊娠中期(妊娠第二トリメスター)に入ってから薬を使って中絶しても多くは成功します。しかし、週数が進むほど合併症が起こるリスクは高まり、また、多くの場合、中絶中か中絶後に病院に行かなければならないことを知っておいてください。

妊娠週数12週以降リスクが高まるとはいえ、薬を使った中絶は、自分で行う他のどのような中絶よりも安全です。例えば鋭利なものや毒物を膣に入れたり、お腹を傷つけたりすることは非常に危険ですので絶対に行わないでください。

あなたがポーランドに住んでおり、妊娠中、胎児に何か異常が見つかって、現在妊娠中期(妊娠第二トリメスター)で中絶を希望している場合、無料で中絶のための薬を提供します。

妊娠週数計算ツール

多くの場合、妊娠すると身体の変化に気がつき、自分で妊娠がどれくらい進んでいるかわかります。最近セックスをしており、月経が来なければそれが最初のサインとなります。それに吐き気、胸の痛みやふくらみや疲労感が続きます。

妊娠していることを知る確かな方法は妊娠検査です。市販の妊娠検査でも、月経予定日から検査することができます。超音波検査も妊娠を確かめる確実な方法です。超音波検査では月経予定日1週間後くらいから妊娠を確認できます。

多くの研究は女性自身が自分が妊娠した時期や妊娠週数を正確に知ることができると報告しています。正確な妊娠週数を計算できるよう、最近の月経が始まった日を思い出すようにして下さい。月経が始まった日から大体正確な週数を数えることができます。

妊娠しているような気がして、週数を数えたい場合、こちらの妊娠週数計算ツールをクリックして下さい。中絶するために薬を入手したい場合、私たちは妊娠週数10週未満の場合のみあなたを支援できます。オンライン診察はこちらをクリックして下さい。

副作用、合併症、リスク

薬(ミフェプリストンとミソプロストール)を使って行う中絶は安全で、98%成功します。中絶中に起こる様々な副作用は、自然流産の時に起こる反応と同じです。様々な研究は 重い合併症が起こるリスクは 0.4%以下であることを示しています。もちろん、中絶中に起こる様々な身体の反応には慎重に対処しなくてはなりません。ですが、これまで、世界中の何百万という女性が薬を使って安全に中絶してきました。安全性は確認されております。

中絶中に予期されること

中絶薬を服用すると、お腹の中がゴロゴロする感じ、下腹部の痛み、出血が続いたり、血の塊のようなものが出てきたりします。また、少しの間は、吐き気を感じたり、実際嘔吐したり、頭痛、めまい、下痢、ほてる感じや発熱もあるかもしれません。出血は中絶が始まった兆しです。出血は続き、痛みも少しづつひどくなっていきます。薬を使った中絶は、重い月経のような感じともいえるでしょう。妊娠週数が進んでいればいるほど、お腹のゴロゴロ感や出血は多いのが普通です。最も多い出血は通常1−2時間続きますが、妊娠のために子宮の中に作られていたものが出た後、痛みは少しづつ減少していきます。

痛みを和らげるため、中絶のための薬を服用する前に痛み止めを服用することもできます。イブプロフェンやディクロフェナックなどを勧めます。

ミソプロストール服用後、何日もひどい出血が続いたり、とても我慢できない痛みが続くようでしたら、すぐに病院に行って下さい。

こちらをご覧いただければよくある質問と答えを参照できます。

どんな症状が合併症なのでしょうか?

薬を使って中絶をしている時に合併症が起こる可能性は非常に低いです。深刻な合併症が起こる可能性は0、4%以下と報告されています。この可能性は、自然流産の際の合併症の可能性と同じで、薬を使って中絶している時に起こる合併症の治療の方法と自然流産中に起こる合併症の治療方法は全く同じです。以下が合併症が起こっているサインです。

大量出血

出血が2時間以上続き、1時間に2つ以上の生理用ナプキンを必要とする時、あるいは、目めいがして気絶しそうな時(気絶は大量出血とともに起こるのが普通です)には、すぐに医療機関を訪ねて下さい。病院では、大量出血を止めるための薬を処方されるか、あるいは真空吸引で子宮の中のものをきれいにされると思います。ですが、ミソプロストールには止血作用がありますので、通常、更にミソプロストールを服用すれば出血は止まります。非常に稀に輸血が必要になることがありますが、可能性は02%です。

理由はなんであれ、病院に行かなければならない時、お手元にミソプロストールがあれば、病院に行く前にさらに2錠を舌の下に入れて溶かして下さい。ミソプロストールは止血作用がありますので、症状は軽くなるはずです。舌の下にあるミソプロストールは、病院に着く前に必ず飲み込んでしまってください。

高熱

高熱は、感染症の兆候であることがあります。中絶のために薬を服用してから24時間以内に、38度までの熱が出ることは普通ですが、熱が1−2日以上続く場合、また、熱が高くなり続ける場合には感染症である可能性が高いです。このような場合にはすぐに病院に行って下さい。おそらく抗生物質を服用することが必要で、子宮の真空吸引をされることもあります。

アレルギー反応

中絶薬服用後、アレルギー反応が出ることもあります。肌の表面が痒くなったり、赤くなったり、湿疹が出たりすることがありますが、これはごく普通の軽いアレルギー反応で、時間とともに自然になくなっていきます。抗ヒスタミン剤を使っても構いません。汗が出続ける、息切れがする、めまいがして気絶しそうになったり、胸が圧迫される感じがしたら、治療が必要です。

これらの症状が出たらすぐに病院に行って治療を受けて下さい。

もっと詳しくは、こちらをご覧ください。

中絶薬を服用しても効かない場合、つまり中絶が起こらない場合はあるのでしょうか?

ミフェプリストンとミソプロストールを使った中絶は98%の高い成功率があり、リスクは自然流産と同じです。危険ではありませんが、どのような副作用や合併症起こりうるかはあらかじめ知っておいて下さい。

中絶薬を使って中絶をしても妊娠が継続している場合

中絶薬を使って中絶しても妊娠が継続し続ける場合もあります。つまり、中絶の失敗ということです。薬を服用した後も吐き気、胸がチクチクするなど妊娠に伴う症状、あるいはつわりのような症状が続く時、妊娠が継続している可能性があります。中絶を行った後、3週間後に妊娠検査をして下さい。中絶した後、3週間待つ事は大切です。3週間より短いと、体内に妊娠ホルモンが残っていて、妊娠していなくても陽性反応、つまり「妊娠している」という判定が出るかもしれないからです。

不完全な中絶

もう一つあり得る事は、不完全な中絶です。これは、妊娠は中絶されたものの、妊娠中に子宮内にできたものが残っている状況です。子宮内に残っているものがあると、ひどい出血が続いたり、感染症を併発したりします。中絶後に下腹部痛、腹痛、月経出血以上の大量の出血、高熱が続く場合、中絶が不完全である可能性があります。中絶後3週間以上経っても妊娠検査が陽性を示す場合、中絶が完全ではない可能性があります。この場合、超音波検査を受けて、子宮の中の状態を確認してもらって下さい。もし合併症がなく、手元にミソプロストールが残っているようでしたら、2錠服用して下さい。ミソプロストールは、子宮内のものを外に出す働きがあります。

子宮外妊娠

子宮外妊娠の場合、中絶ピルで中絶はできません。子宮外妊娠とは、胎児が子宮外にある状態のことを言います。卵管にある場合が多いです。中絶を行うための薬は子宮に働きかけるので、子宮外妊娠の場合には中絶ができないことになります。子宮外妊娠は稀ですが、あなたの健康が害されるリスクがあるので、すぐに病院で治療を受ける必要があります。特に下腹部の一方側のひどい痛み、そして、痛みが止まらないのが子宮外妊娠の症状です。中絶薬を使った中絶後、3週間以上経っても妊娠検査が陽性(つまり妊娠しているという判定)が出た場合、子宮外妊娠の可能性があります。すぐに病院に行き、治療を受けて下さい。

さらに詳しく知りたい人はこちらをクリックして下さい。

中絶薬を使った中絶と外科手術の中絶 ー 違いはなんでしょうか?

中絶薬を使った中絶は、日本では承認されていません。日本では、病院やクリニックで母体保護法指定医により行われる中絶外科手術のみで妊娠中絶が可能です。

安全な妊娠中絶をするためには二つの方法があります。中絶外科手術と中絶薬を使った妊娠中絶です。中絶外科手術は、外科的な方法で妊娠を中絶します。真空吸引法が最も一般的です。この方法で妊娠中絶をする場合、医療機関を訪ねる必要があります。訓練を受けた医師、日本の場合、母体保護法指定医が手術を行います。

中絶薬を使った妊娠中絶は、薬を服用し、流産と同じ症状を起こす方法です。身体に対して非侵襲的で(つまり、メスや針などが身体に侵入しない)、麻酔や器具も必要でないので、多くの女性が中絶薬を使った妊娠中絶を選びます。自宅など、自分で選んだプライベートな場所で、自分自身で中絶を行う事ができます。症状は、重い月経や、自然流産と似ており、自然に近いものです。自分で選んだ場所とタイミングで妊娠中絶を行う事ができるので、子供を預けたり仕事の計画を立てる際に、計画しやすくなるという特徴もあります。

日本のように、中絶外科手術のみが合法的である国もありますが、本来は、それぞれの事情に合わせ、個人が自分にとってより良いと思える方法を選ぶ事ができるべきであると私たちは信じています。

危険な中絶方法と治療

世界保健機関(The World Health Organisation, WHO)は、「薬を使い、自分で管理しながら自宅で行う中絶は安全で効果的であると述べています。一つ気を付けていただきたいことは、インターネットで「自分で行う中絶」「自宅で行う中絶」等と称して様々情報を得る事ができますが、間違っている情報もたくさんあります。自然であることを強調し、安全であるように見せかけた方法もたくさん紹介されています。偽物の薬や、間違った方法では中絶が完全に終わらないだけでなく、深刻な合併症が引き起こされ、あなたの身体に回復不可能なダメージが残ることもあります。

妊娠中絶が禁止されているか非常に制限されている地域に住む女性は、しばしば危険な方法で妊娠中絶をしようとします。世界保健機関(WHO)によると、世界中で行われている妊娠中絶の45%が危険な中絶です。自宅で自分で行う妊娠中絶で唯一安全かつ効果的と証明されている方法は、ミフェプリストン・ミソプロストールと呼ばれる薬を使った中絶のみです。ミフェプリストン・ミソプロストールを使った中絶以外で、もうひとつ唯一安全な方法は、医療機関で訓練を受けた医師により行われる外科手術です。編み物棒などの鋭利なものや、薬草などを膣に入れたり自分の身体を傷つけるような妊娠中絶は、絶対に行わないでください。中絶をしたいと思っているのに、手段がなくて困っていますか?ここをクリックすればオンライン診察を記入できます。

避けたほうがいい妊娠中絶の方法

これを飲めば妊娠中絶できるといわれるお茶や薬草

お茶や薬草など、自然であることを強調し、安全であるように見せかけた方法はたくさんあります。残念ながら、お茶や薬草などでは安全に妊娠中絶できません。日常生活で飲んだり食べたりしているものでも、使い方を変えれば毒に変ずるものもあります。

妊娠中絶を促す薬草として紹介されているものは、通常月経促進剤です。これらの薬草を服用すると、子宮に軽い陣痛のような動きが起こって、中のものが押し出されると信じられているのです。よもぎ、ノコギリソウ、紅花、牡丹、カモミールなどがよく使われる薬草で、これらの薬草の抽出油などが自然流産を引き起こすと言われる場合もあります。果物、ベリー類、ビタミンCなども妊娠中絶を引き起こす、と言われる場合もあります。しかし、妊娠中絶と薬草の働きに関しては、十分な研究は行われておらず、異論もあります。もし、妊娠中絶を起こせるにしても、人の身体が受け入れられる限度を超えた大量の摂取が必要な場合もあり、結局、妊娠中絶が成功しないばかりか、あなたの身体に、回復不可能な深刻なダメージを残す場合もあります。ですから、ハーブ、薬草、お茶などを使った妊娠中絶は絶対に行わないでください。

家庭にあるチンキ剤(薬草やハーブの成分をエタノールなどに浸すことで作られる液状の製剤)・化学物質

家庭にある化学物質や、液状の製剤等は、妊娠中絶するために使わないでください。まだ、自分で化学物質を作ったり、製剤等をつくることも絶対にしないでください。万が一これらのものを服用した場合、すぐに病院に行って下さい。

洗剤や漂白剤は非常に危険ですので、妊娠中絶するために使わないでください。

鎮痛剤は処方してもらったほうがいいのでしょうか?それとも薬局で普通に購入できるのでしょうか?

鎮痛剤は、薬局で家庭用として売られているものか、医療関係者に処方されたものだけを使って下さい。

薬を使って妊娠中絶することをお考えの場合、たくさんのウェブサイト・会社が偽物の薬を売っていることも知っておいて下さい。残念ながら、偽物の薬が多く出回っています。特にインターネットでの販売をしている場合が多いです。すぐに購入せず、信頼できるウェブサイトであるか、信頼できる団体であるか、調べてみて下さい。

偽物のリンクに関しては、こちらにも説明があります。

危険な中絶に関しては、こちらもご覧ください。

妊娠中絶に関する日本の法律 母体保護法と刑法堕胎罪 

世界を見渡すと、妊娠中絶に関する法律は国によって大きな違いがある事が分かります。妊娠中絶は犯罪とみなされ、中絶が全く不可能な国もあれば、理由はなんであれ、妊娠中絶するという個々人の要望に応じて合法的に中絶できる国もあります。しかし、現実的には、妊娠中絶が禁止されている国や、母体が生命の危機にさらされている場合のみ中絶が可能であるなど、妊娠中絶が非常に制限されている国でも、妊娠中絶は行われています。実は、妊娠中絶が禁止されている国や非常に制限されている国での方が、数多くの望まぬ妊娠が起こっていると報告されています。こちらをご覧ください。

ミフェプリストンとミソプロストールと呼ばれる2種類の薬を服用することにより妊娠中絶する事ができます。どちらの薬も、世界保健機関(WHO)の必須医薬品モデル・リスト(Core Model List of Essential Medicinesに載っています。このリストには、人間が健康を保つために必要な薬が載っています。世界保健機関は、安全で効果的な妊娠中絶を提供することは国の公共政策の一環であると認識しています。

中絶薬を使って行う妊娠中絶(メディカルアボーション)は日本で承認されていません。現在、日本での妊娠中絶は母体保護法指定医による外科手術のみで可能です。妊娠中絶は強姦により引き起こされた場合など、条件付きで合法的に行われますが、実際には、(実際の理由はどうであれ)90%以上の妊娠中絶が、経済条項の枠で行われています。配偶者の同意も必要です。合法的な妊娠中絶は21週6日まで可能で、それ以後は、母体の生命が危険にさらされている場合のみになります。一つ覚えておいていただきたいことは、胎児は24週以降、母体外で生存する可能性があるということです。週数が進むほど、胎児の母体外生存可能性は高くなります。

日本での妊娠中絶は健康保険でカバーされません。また、妊娠中絶にかかる費用は、病院やクリニックで異なりますし、宿泊があるかないか等、様々な理由で異なります。平均的には、12週までの妊娠中絶では10万から20万円で、現金で払うことを求められます。週数によっても費用は異なります。

 

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